当院の歯周病治療
- できる限り歯を抜かずに残す
- 重度の歯周病にも対応
- 再発を防止する根本治療
失った歯は二度と戻りません。だからこそ当院では、可能な限り「歯を抜かずに残す」治療を重視しています。他院で「抜歯しかない」と診断されてしまった方も、歯を残せる可能性があります。まずはお気軽にご相談ください。
抜歯を回避する「歯周組織再生療法」
歯周病になると、歯を支える歯槽骨や歯肉が炎症し、放置し続けると抜歯という運命が待ち構えています。
歯が抜けてしまうと、以下のようなデメリットがあります。
歯を失うと、日常生活にも影響が出ます。そのため、歯周病治療においては可能な限り歯を残す技術力が求められます。
抜歯を回避するための選択肢として「歯周組織再生療法」があります。ここでは、歯周組織再生療法の具体的な治療法を3つご紹介します。
リグロス
リグロスは、皮膚再生にも使用される医薬品と同じ成分から作られています。歯周病治療に使用されるリグロスは、医療用の薬剤の濃度を調整して、歯周組織の再生に適した形に調整されています。
リグロスには、血管新生作用も含まれており、歯ぐきやあごの骨など、歯を支える組織の再生を促すことができます。歯周病によって歯がグラグラしている場合にも効果的で、歯周病の進行を食い止めることができます。
リグロスは保険適用内で治療可能なので、治療費の負担を抑えたい方にもオススメです。
エムドゲイン
エムドゲイン(自由診療)は、エムドゲインゲルと呼ばれる薬剤を患部に塗布することで、骨の再生能力を引き出す治療法です。歯の発生時に重要な役割を果たすタンパク質(エムドゲインゲル)を利用して、歯周組織の再生を促します。世界40ヶ国以上、全世界で100万症例以上に使用されている治療法です。
エムドゲインゲルは歯肉を歯根面に密着させ、歯茎を引き締める効果が期待できるため、審美性(見た目の美しさ)の回復にも繋がります。さらに、エムドゲインゲルには成長因子(グロスインファクター)が含まれており、歯茎の下がりを抑制する効果があります。また、細胞を活性化させる作用もあり、歯周組織の治癒を早める効果があります。
GTR法
骨自体には再生能力が備わっていますが、通常は歯肉が骨よりも速く再生されるので、骨が再生するためのスペースを歯肉が占めてしまいます。 その結果、通常では骨の再生が困難になってしまいます。
そこで、GTR法(自由診療)により骨と歯の間に特殊な膜(メンブレン)を挿入することで、骨の再生に必要なスペースを確保します。これにより骨の再生が可能となります。 治療効果には個人差がありますが、通常数か月程度の期間で骨の再生が期待できます。
上記でご紹介した歯周組織再生療法により、抜歯を回避します。重度の歯周病でも歯を残せる可能性があるので、まずはご相談ください。
歯周病の再発を繰り返さないために
歯周病は再発しやすい病気です。しかし、歯周病の根本原因を理解し、適切な処置を行うことで再発を防止できます。当院では原因療法と治療後のメンテナンスを通じて、歯周病の再発予防に力を注いでいます。
歯周病の根本原因へアプローチ
当院では、対処療法(その場しのぎの治療)は行いません。対処療法は、その時は良いかもしれませんが歯周病の再発リスクが高くなります。
再発を防ぐためには、歯周病の根本的な原因を理解する必要があります。当院では原因菌を特定する検査から治療を開始します。検査結果に基づいて治療方針が決まるため、このプロセスは非常に重要です。
「歯周病」と一言で言ってもその根本原因は様々です。当院は治療前に精密な検査を行い、根本原因にアプローチする治療法をご提案することで、歯周病の再発リスクを抑えます。
治療後のメンテナンスも徹底
治療後のメンテナンスも非常に重要です。歯周病治療で歯垢や歯石を除去したとしても、十分なセルフケアが行われないとすぐに再び汚れがたまってしまいます。これにより、歯周病の再発リスクが高くなります。
また、生活習慣の乱れも歯周病に影響を与えます。食事や睡眠、喫煙、ストレスなどの生活習慣に乱れがあると、歯周病を誘発しやすくなります。当院では、治療後のメンテナンスや生活習慣の指導も行うことで、歯周病の再発を防止します。
歯周病を繰り返さないために、当院は「再発を防止する」治療を行います。治療の繰り返しで苦しんでいる患者さまにこそ、当院の治療を受けていただきたいと考えています。
歯周病の症状
歯周病は、「歯がグラグラする」「歯茎が下がる」というイメージがありますが、他にも様々な症状が存在します。
歯周病の代表的な症状は、以下の通りです。
- 歯ぐきが腫れてブヨブヨしている
- 歯ぐきが赤くなっている
- 歯を磨くなど軽い刺激でも歯ぐきから出血する
- 口の中がネバネバする
- 歯ぐきがかゆい
- 歯ぐきが痛む
- 歯ぐきが下がっている
- 歯ぐきが痩せてきた
- 歯ぐきから膿が出る
- 固いものが噛めなくなる
- 口臭がある
- 歯がぐらつく
上記に当てはまらなかった方も、油断してはいけません。なぜなら、歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないからです。定期的に検査を行い、早期発見に努めましょう。
歯周病の進行度
歯周病の進行度によって選択する治療は変わります。あなたの歯周病の進行度をセルフチェックしてみて下さい。
歯肉炎~軽度歯周病
歯ぐきに炎症が起こっている状態です。
- 炎症を起こした歯肉が赤黒くなる
- 歯ぐきが腫れる
- 歯磨きをする時に出血がある
初期段階では歯の骨が破壊されておらず、歯周病の原因となる歯石の除去、丁寧なブラッシングを心掛けることで治ります。しかし、放置して歯周病が進行すると、歯の骨にまで炎症が広がってしまいます。早めの対処がその後の明暗を分けます。
中度歯周病
歯周病が進行し、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が5〜7mm程度まで深くなった状態を指します。
- 口臭が酷くなる
- 歯がグラグラ動くようになる
- 歯が浮いたような感じがする
- 固いものが噛めなくなる
プラークによる歯肉の腫れにより、細菌がさらに奥まで侵入していきます。その結果、歯根には歯石が付いていきます。この状態では、歯ブラシの毛先が歯周ポケットの中まで届かず、歯周病がさらに進行していきます。歯周病の進行に歯止めをかけるためにも、いち早い治療が必要です。
重度歯周病
重度の歯周病(歯槽膿漏)では、歯槽骨の破壊が進み、歯根はほとんど支えられていない状態となります。
- 歯が大きく揺れ動く
- 食事が困難になる
- 口臭がさらに強くなる
- 歯ぐきから膿が出る
重度の歯周病になると最終的には歯が抜け落ちてしまうケースもあります。歯を失わないためにも、歯周病の進行度が浅いうちに治療を開始することが重要です。
当院ではまず初めに歯周病の検査を行い、進行度をチェックします。歯周病の進行度に応じて最適な治療法をご提案します。治療をはじめるタイミングが早ければ早いほど、抜歯を回避できる可能性が高くなりますので、お早めにご来院ください。
歯周病になる原因
歯周病の原因はいくつかありますが、主な要因は以下のようなものです。
歯垢と歯石の蓄積
歯に付着した細菌が繁殖したかたまりのことを歯垢(プラーク)と言います。歯垢は時間の経過とともに硬化して歯石となり、さらなる細菌の付着を促進します。これにより、歯肉の炎症が引き起こされ、歯周病の進行が始まります。
十分な歯磨きや歯間清掃を怠ると、歯垢や歯石が蓄積しやすくなります。特に歯ブラシの毛先が届きにくい歯周ポケットの部分や歯と歯ぐきの境目は、歯垢や歯石が溜まりやすいため注意が必要です。
生活習慣の影響
生活習慣の乱れも歯周病の原因となります。喫煙や食事のバランスの乱れ、ストレスなどは免疫機能を低下させ、歯周組織の健康状態に悪影響を与えます。
遺伝的要素
遺伝的な傾向は、歯周病のリスクに関与することが示されています。遺伝子の影響により、歯肉組織の感染に対する耐性が低下し、歯周病の進行が促進される可能性があります。
健康状態の影響
全身の健康状態も歯周病に影響を与えます。糖尿病や心血管疾患などの全身疾患は、歯周病の発症や進行を促進する可能性があります。
妊娠やホルモンの変化
妊娠中やホルモンの変化がある期間は、歯周病のリスクが高まります。ホルモンの変化により、歯ぐきの状態が変わり、感染が進行しやすくなることがあります。
歯周病の原因は様々です。気を付けていても歯周病になってしまうこともあるので、定期的な歯科検診や歯のクリーニングで、歯周病リスクを低減させましょう。
練馬区桜台で歯周病治療をご希望の方へ
練馬区桜台の「桜台駅前歯科クリニック」では、可能な限り「歯を残す」「削らない」治療を重視しています。
当院の歯周病治療
- できる限り歯を抜かずに残す
- 重度の歯周病にも対応
- 再発を防止する根本治療
失った歯は二度と戻りません。だからこそ当院では、「できる限り抜かない」歯周病治療を重視しています。他院で「抜歯しかない」と診断されてしまった方も、歯を残せる可能性があります。まずはお気軽にご相談ください。
※当院では、ボロボロになってしまった歯の治療にも対応しております。
※桜台駅前歯科クリニックでは、保険適用/自由診療のどちらにも対応しています。カウンセリング時に相談しながら治療方法を決めていきます。※エムドゲインのリスク…保険適用外/歯磨きなどのケアを怠ると歯周病の再発リスクがある/溶けてしまったすべての骨が戻るわけではない/骨粗しょう症や糖尿病などの方には適用できない/喫煙している方は治療の成功率が低くなる※GTR法のリスク…保険適用外/歯磨きなどのケアを怠ると歯周病の再発リスクがある/症状によっては適応できないケースがある/人工膜メンブレンが露出するなど感染リスクがある